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「人生がときめく片づけの魔法」はなぜ海外でヒットしたのか!?

みなさんこんにちは。1-StopJapanです☺
さて、少し前に話題になった「人生がときめく片づけの魔法」という本をご存知でしょうか。

2010年に出版された近藤麻理恵さんの著書です。この本は日本で注目を浴びた「片付け本」ですが、その後海外41か国でも刊行され、全世界でシリーズ累計700万部を突破。中でもアメリカでは、270万部を超える大ベストセラーに輝きました。
著者の近藤麻理恵さんはアメリカでも「KONMARI」と呼ばれ、2015年にはTime誌が発表している世界で最も影響のある100人に選ばれています。

日本人の読者に向けて書かれた片付け本が海外でも人気を集めているとは驚きですよね。
しかし、この本が「日本式」の片付け法であったことが逆に海外でもウケた理由なのかもしれません。

今回は「人生がときめく片づけの魔法」が海外でヒットした理由について考えていきたいと思います。

 

文化の違いが新鮮!

 

「こんまり流片づけ術」の捨てる基準はモノを手にした瞬間に“ときめく”かどうか。

単にいらないものを捨てるだけではなく、片付けの過程でモノひとつひとつと向き合って、捨てるものに対しても「今までありがとう」と感謝するといった考え方は、日本独特の精神性を表しており海外の人達にはすごく新鮮で興味を引き付けました。

日本には古くから長い年月をかけて使われたものや道具には神や魂が宿るという考え方があります。人形供養、針供養、包丁供養など、御札やお守りを供養してもらうためにお寺や神社にお願いするといった習慣もあります。このようにモノを大事にすることは昔から日本人の生活に根付いたごく自然な行為なのです。

しかし、アメリカ人にとっては物に感謝の念を伝えるという概念自体が今までになく非常に斬新。多くの人に衝撃を与えたといいます。

英有力紙タイムズで取り上げられた記事では近藤麻理恵さんが5年間、神社の巫女さんとして働いた経験があることに注目し、「こんまり流片づけ術」には日本的な清らかさと秩序の美徳が反映されているのではないかと分析しています。

海外では「片付け本」というよりは「自己啓発本」に近い感覚で捉えられているようです。

「ミニマリスト」などモノをできるだけ持たないシンプルな暮らし方が世界で注目を浴びている今の時代だからこそこんまりさんの考え方が受け入れられたのかもしれません。

 

分かりやすい「翻訳」

 

日本人の考え方や文化が受け入れられている理由として、理解しやすい言葉で翻訳されていることが挙げられます。

たとえばタイトルにも入っている「spark joy」というワード。これは「ときめき」を翻訳した言葉です。

「spark」は「花火」「きらめき」「刺激する」を意味し、

「joy」は「喜び」「幸福感」

この二つの単語が合わさって「spark joy」

まさに「ときめき」というニュアンスがうまく出ています。

この「ときめく」という言葉は、この本の内容でも最も重要な言葉です。そこに片付けとはあまり結びつかない「spark joy」という言葉をあてはめたことでポジティブな印象を与え、多くの人に受け入れられたのかもしれません。

このように、翻訳が現地人に与える印象を大きく左右します。
より自然に内容を上手く伝えられるかは翻訳者の腕にかかっていると言えます。海外で馴染みのない日本の文化を伝えるような文章であれば尚、翻訳が大切になってきます。

日本の文化が海外でも受け入れられているのを聞くと嬉しいですよね!
海外版は国によって表紙も違うようです。日本語版と翻訳版を読み比べてみるのも面白いかもしれません。

 

人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版
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